「パンを美味しくさせるものは乳酸菌です。」と 小崎道雄さんの「乳酸菌」というタイトルのに書いてありました。
そして、この6月におこなわれた 日本ニーダーさんのイベントでも、
シニフィアンシニフィエの志賀勝栄シェフが、乳酸菌の大切さを
訴えていました。志賀さんのパンには ルヴァン種、サワー種、老麺法、など
プロならではの方法でパン種をおこし、よい乳酸菌を育てたものが使われています。
パン種を起こすことは、素人ではうまくいかないことがおおいですね。
それゆえ、志賀シェフも、私たち参加者に自分と同じことをすることをすすめることはなさいませんでした。
代わりに、
おおちけいこパン教室の沙羅、
日仏商事で扱っているフランス サフ社のルヴァン種
そして
プレーンヨーグルト
を推薦されました。
ヨーグルトは牛乳からつくる動物性ですが、それでも
よいパンがつくれるとのことです。
また、後日日本ニーダー様のご厚意で
当日の参加者に おおちけいこパン教室の沙羅がプレゼントされました。
そこには、乾燥乳酸菌パン種(沙羅)と書いてありました。
お使いになられた方はいかがでしたでしょうか?
パン種というと、ホシノ天然酵母パン種 が思い浮かびます。
こちらは、前日に種おこしが必要です。
沙羅は、小麦粉の中に直接いれることができ、種おこしの
必要がないので便利です。
志賀シェフが進められたように、沙羅の代わりにヨーグルトを使ったパンを作りました。
粉量300gですが、このレシピを参考にされるかたで粉量を増減される場合は、ベーカーズパーセンテージから割り出してください。
ニーディングは、日本ニーダーさんのPK1012を使用し、レシピ03のおおち法を使いました。
また、今回は、10%のKブランを使用して全粒粉のパンにしましたが、強力粉だけでもかまいません。(Kブランは、おおちけいこパン教室で焙煎された、胚芽とふすまです。栄養を損なわないように適温で焙煎されており、とても香ばしい香りがします。)
一回目のニーディング
強力粉(40%) 120g
ヨーグルト(46%) 138g
水 (26%) 78g
砂糖(甜菜糖)(1%) 3g
インスタントドライイースト
(1.7%) 5g
2回目のニーディング
強力粉(50%) 150g
Kブラン(10%) 30g
塩 (1.6%) 5g
水あめ(4%) 12g
無塩バター5% 15g
工程:
1回目のニーディング 20分
熟成 20分
2回目のニーディング 30分
ポット内熟成 ① 45分
ガス抜き 60秒
ポット内熟成② 45分
ガス抜き 40秒
分割 6個
ねかせ 20分
成型
仕上げの発酵(発酵器35度)
50分 オーブン余熱200℃
焼成 180℃ 15分
焼成率は 14.7%です。